14歳・藤井四段が13連勝!若手ホープの千田六段破り記録また更新

2017年4月18日6時0分  スポーツ報知
  • 藤井四段(右)は、千田翔太六段を破り、デビュー後の連勝記録を「13」に更新した(東京・渋谷のNHKスタジオで)

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太四段(14)が17日、都内で行われた第67回NHK杯トーナメント1回戦で千田翔太六段(23)を破ってデビュー後13連勝とし、自身が樹立した最長記録を再び更新した。今年3月まで行われたタイトル戦の棋王戦5番勝負にも登場した千田六段に土をつけ、実力が本物であることを証明し「自分の力を出すことができた」と胸を張った。

 「神の子」が再び勝った。全国の将棋ファンが熱視線を送るNHK杯のデビュー戦でも藤井は負けなかった。「連勝記録は意識せず、普段通り指しました。今日の将棋はずっと自信のない展開でしたが、寄せ合いで勝ちになりました。早指しですが、自分の力を出すことができたと思います」。言葉には自信が漂い始めた。

 過去、積み重ねた12個の白星とは意味合いの違う13連勝目だった。対戦相手の千田は昨年度、全棋士最多の48勝を挙げた若手俊英。今年3月まで行われた棋王戦5番勝負でタイトル戦に初出場し、第一人者の渡辺明棋王(32)=竜王=から2勝を挙げ、フルセットまで追い込んだ実力者だ。徹底的にコンピューターを研究した独特の指し回しでも知られており、棋士間でも「さすがに今回は厳しいのでは」という声が多かった。

 ところが、当の藤井は「千田さんのように強い相手と当たることができてうれしかった。全力を尽くそうと心がけて指しました」と自然体のまま臨んで勝利。千田は「藤井さんは終盤型というイメージが一般的ですが、序盤、中盤、終盤ともバランスが良く、将棋は『なるほど』と思いました」と舌を巻いた。

 快進撃は連勝記録だけではない。インターネットテレビ局「AbemaTV」の企画として、並行して戦っている非公式戦「炎の七番勝負」でも、全て強敵相手にもかかわらず、連盟会長の佐藤康光九段(47)=永世棋聖=らを破って現在5勝1敗。23日に放送される羽生善治3冠(46)戦が注目される。「将棋が注目されるのはありがたいことだと思います」。14歳は、昨年の不正疑惑による将棋界のマイナスイメージを払拭する存在になっている。

 NHK杯の対千田戦は5月14日午前10時半から放送される。

 ◆藤井 聡太(ふじい・そうた)2002年7月19日、愛知県瀬戸市生まれ。14歳(中学3年生)。杉本昌隆七段門下。5歳で将棋を始め、10歳で棋士養成機関「奨励会」に入会。16年10月、14歳2か月で四段(棋士)昇段。現役最高齢棋士の加藤一二三・九段(77)が保持していた14歳7か月の最年少記録を62年ぶりに更新した。趣味は詰将棋。

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