宮城・大崎市で“ミサイル誤報” 警報システムJアラート確認中にミス

2017年4月20日6時0分  スポーツ報知

 宮城県大崎市で19日、Jアラートの機器整備中に防災行政無線で市全域に誤って「ミサイルが着弾する可能性がある」と一斉送信するミスがあった。

 市によると、同日午前8時28分、「当地域に着弾する可能性があります。屋内に避難し、テレビ、ラジオをつけてください」と、国のプログラムに組み込まれた全国共通の音声が流れた。職員が誤報に気付き、6分後の午前8時34分から7回にわたって訂正放送をした。市には「ミサイル着弾は本当なのか?」「内容がよく分からなかったので、教えてほしい」などの問い合わせの電話が600件弱殺到した。

 夕方になり、市は誤報の原因を発表。最近、北朝鮮関係の緊張が高まっているため、万が一に備えてJアラートと防災行政無線の連動確認作業を国や県の指示ではなく、市独自で行っていたところ、ミスが起きたとした。テストの際にはボタン操作で無線が防災安全課内のみに流れる「試験モード」に切り替えて作業を行うが、5分が経過すると自動的に「通常モード」に戻る設定となっており、戻ったことに気付かずに試験を行ったことから、一斉放送されてしまったという。

 市は「市民の皆様に多大なるご不安とご迷惑をおかけしたことを深くおわびする。再発防止に努める」とのコメントを発表。今後は、2人以上で作業を行うことにより、チェック体制を強化するとした。

 ◆Jアラート 総務省消防庁による全国瞬時警報システム。弾道ミサイルや津波の情報、緊急地震速報等、対処に比較的時間のない事態に関する情報を人工衛星を介して送信し、地方自治体の防災行政無線等を自動起動することにより、緊急情報を瞬時に伝達する。2007年2月から試験運用が開始され、14年3月に全地方公共団体で受信機の整備が完了した。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ