籠池諄子氏、大阪市との会談で激高…保護者の“乱入”も

2017年4月20日21時59分  スポーツ報知
  • 協議のため大阪市役所を訪れた、高等森友学園保育園園長の籠池諄子氏

 学校法人「森友学園」系列の「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)が保育士不足に陥っている問題で、籠池泰典・前学園理事長の妻で保育園園長の諄子氏が20日、弁護士らとともに大阪市役所を訪れた。泰典氏は体調不良を理由に同行しなかった。

 諄子氏は午後5時15分から約1時間15分、市と会談した。市は保育士を自力で確保し、運営を継続できるかどうかを同日までに回答するよう通知していたが、両者が話し合った会議室からは諄子氏の「急に言われてもできないことがある」などと激高する声が漏れ聞こえた。市によると、保護者1人が園の存続を訴えるため、会議室に“乱入”する場面も。市が「出て行ってください」と促すと、諄子氏が「言い分、聞いたってよ!」と声をからしたという。

 会談後、諄子氏は「体調が悪い」と市側に訴え、報道陣の待つ扉とは別の出口から市役所を後に。弁護士は「コメントしない」と話した。

 市によると現在、保育園には園児45人が在籍し、保育士は2人退職して4人(常勤1人、非常勤3人)。非常勤3人を常勤1人と数える計算で、配置基準で必要な常勤保育士の数6人に4人も足らない状態だ。このため市は、保育士資格を持つ職員4~6人を28日まで派遣する緊急措置を取っている。

 会談後は市が会見。諄子氏には配置基準の認識がなかったといい「園長は『6人も必要ないでしょ? 3人で足りる』と話していたので『それは違う』と申した」。諄子氏は保育所を継続する意向を示し、保育士確保について「5月まで頑張ってやっていきます」と話したというが「『どんな手立てを?』と聞いても具体策は何も出なかった」と説明。保育士紹介施設の利用も促したという。

 市は21日付で改善勧告を出す予定。28日までに進展がない場合は、改善命令や事業停止命令を出すことも視野に入れる。市は保護者説明会を25日に開催する。

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