中国資産家が1000万円の盆栽購入 BONSAI美術館には松潤、キャメロン・ディアスも来館

2017年4月29日11時32分  スポーツ報知
  • BONSAI美術館で学ぶ「留学生」ら

 約800坪の敷地を誇る東京・江戸川区の春花園BONSAI美術館には、吉田茂元首相や作家・川端康成の所有した盆栽、鉢など1000点以上が展示、販売されている。小林國雄館長(69)館長が10億円の私財を投じ、02年に開館。愛好家で知られる「嵐」の松本潤や米女優のキャメロン・ディアスも訪れたことがあり、個人資産2兆円と言われる中国「アリババ」創業者のジャック・マー会長は1000万円の盆栽を購入したという。

 もともと、草花を栽培していた小林館長が盆栽に取り組み始めたのは28歳のとき。弟子には入らず、独学によって才能を開花させ、数々の賞を総なめにするまでになった。その名は世界にとどろき、講演依頼が殺到。昨年は10か所、これまで欧州、米国、中国など30以上の都市を訪れ、知識と技の伝承を行っている。

 積極的に“研修生”も受け入れており、現在はメキシコ、中国、オーストラリアからの4人が住み込みで修業中。館長が指導した外国人弟子の数は計100人超。「国で盆栽作家として活躍しているのを見るとうれしい」と話す。

 メキシコで活動するウーゴ・ルナさん(35)は、4年前から館長の元を訪れている。映画で初めて目にした盆栽に興味を持ち、猛勉強。修業で得た知識と技を開業する母国で生かしている。メキシコでも「ここ5年ほど、急激に人気が高まっている」といい「盆栽の世界はとても深い。もっとスキルを高めて世界中でデモンストレーションをやりたい」と夢を語る。

 小林館長は「東京五輪での展示」「盆栽・水石の無形文化遺産登録」、盆栽を学べる「アカデミー創設」をかなえるため、日々、精力的に活動している。

 ◆春花園BONSAI美術館 東京都江戸川区新堀1の29の16。営業時間10~17時。月曜休館(祝日の場合は開館)。入館料・一般800円、学生600円。盆栽教室も開催中(有料)。TEL03・3670・8622

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