三島由紀夫賞に宮内悠介さん、山本周五郎賞は佐藤多佳子さん

2017年5月16日20時24分  スポーツ報知
  • 三島由紀夫賞を受賞した宮内悠介さん(左)と山本周五郎賞を受賞した佐藤多佳子さん

 第30回三島由紀夫賞・山本周五郎賞(新潮文芸振興会)の選考会が16日、東京都内のホテルで開かれ、三島賞は宮内悠介さん(38)の「カブールの園」(文芸春秋)、山本賞は佐藤多佳子さん(54)の「明るい夜に出かけて」(新潮社)に決まり、受賞会見を行った。2人には記念品と副賞100万円が贈られる。贈呈式は6月23日。

 佐藤さんの「明るい夜に出かけて」は、学生であることを嫌って実家を出て、アルバイトしながら暮らす若者を描いた青春小説。山本3度目のノミネートでの受賞に「三度目の正直となって非常にうれしいです」と喜んだ。

 選考委員の作家・荻原浩さんは「反対意見はほぼ出ずにいい評価で決まりました」とコメント。作品には実在のお笑いコンビのアルコ&ピースが登場する。彼らが出演するラジオ番組のリスナーたちの間で作品は、受賞よりも先に絶賛されていた。ラジオ番組を題材としたことに佐藤さんは「いい意味でバカバカしいのがラジオの笑いの世界」と話し、コンビには「こんなの頂いちゃいましたと笑顔で報告したい」と喜んだ。

 佐藤さんは1962年11月16日、東京都生まれ。1989年「サマータイム」でデビュー。「一瞬の風になれ」で本屋大賞と吉川英治文学新人賞を受賞。「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」で1位となった「しゃべれども しゃべれども」は国分太一らが主演する映画となった。

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