引退決定の将棋・森信雄七段が記者クラブ賞特別賞受賞「これからもやりたいこといっぱいある」

2017年5月19日15時1分  スポーツ報知
  • 表彰状を掲げる(左から)森信雄七段、井山裕太6冠、久保利明王将

 「第25回関西囲碁将棋記者クラブ賞」の授賞式が19日、大阪市福島区の関西将棋会館で開かれ、囲碁部門の井山裕太6冠(27)、将棋部門の久保利明王将(41)、特別賞の将棋・森信雄七段(65)の受賞者3人が出席した。

 特別賞の森七段は11人の弟子を育て、特に一番弟子の村山聖(さとし)九段(1998年死去、享年29)の壮絶な人生を描いた映画「聖の青春」(16年公開)は大きな注目を集め、将棋の普及に貢献した。

 今月16日の竜王戦6組昇級者決定戦で大橋貴洸(たかひろ)四段(24)に敗れ、引退が決まったばかりだが、森七段は「私は勝ち負けより将棋自体が好き。これからも将棋に関することでやりたいことがいっぱいある。対局ではなく、他のジャンルで井山さんや久保さんのように頑張りたい」と笑みを見せた。

 6年連続10度目の受賞となった井山6段は、昨年4月に7冠を達成(のちに名人を失冠)。永世本因坊、名誉碁聖、名誉棋聖の資格を得たほか、NHK杯でも初優勝した。「世界戦への出場機会をいただいていますが、結果が伴わない状態。いい戦いができるよう精いっぱい努力したい」とスピーチした。

 久保王将は6年ぶり5度目の受賞。今年3月に3度目の王将奪還を果たし、順位戦A級への復帰など活躍。「自分なりには満足できた1年。若い頃は成績を残せばそれでよかったが、最近は活躍を喜んでくれることがうれしい。この賞は縁がないのかなと思っていたが、井山さんを見習って頑張りたい」と話した。

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