小池知事の勝ち!都民ファーストの会が過半数を獲得

2017年7月3日6時0分  スポーツ報知

 東京都議選(定数127)は2日、投開票が行われ、小池百合子知事(64)が率いる地域政党「都民ファーストの会」(都民F)が公認50候補中49議席を獲得する圧勝で、第1党となった。公明党など小池氏支持勢力で過半数を超える79議席を得た。また、民進党の国会議員5人以上が小池氏支持のため離党する方針を固めたことも判明。今後、都民Fの国政進出も現実味を帯びてきた。自民党は過去最低だった38議席を下回る23議席の大敗となった。

 当確当確また当確。都内の都民F開票センターのボードには、次々と緑の花が咲き乱れた。紺色のジャケットに身を包んだ小池氏は、大勢判明後の会見で「第1党を確保したことについては、都民の方々の改革への期待感を感じました」とあいさつ。公認した50候補中49人が当選する圧勝に「感動している」と満面の笑みを浮かべた。勝因については「新しい議会を、という言葉が胸に響いたのでは」と強調した。

 さらに自民党の失態を原因とした追い風については「実感はありました。知事選でもそうでしたが、途中から勢いを感じることはしばしばあること」と手応えをつかんでいたことを告白。自民に対しては「敗因うんぬんはあちらで考えること」としながら「私は総理に比べて100以上、多く演説しましたから」と、1回しか街頭に立たなかった安倍首相を揶揄(やゆ)することも忘れなかった。

 小池氏に次の目標として取り沙汰されているのは、将来的な国政進出。本人は「ありません」と全否定したが、その野望を後押しする動きがあることが判明した。民進党の5人以上の国会議員が、小池氏の政策などを支持するため、離党する方針を固めた。近く会見を開く方向で調整している。

 今選挙中、都民Fは支持する若狭勝、長島昭久の両衆院議員の2人を応援演説に出陣させている。日本維新の会からは6月に都民F支持を表明した渡辺喜美参院議員が離党。政党交付金の交付の対象となる政党の要件は「所属国会議員5人以上」。都民Fが本気になれば要件は満たすことになり、小池氏を通じた政界再編で「安倍1強」に終止符を打つ可能性が出てきた。

 ただ、小池氏は実は安倍首相とは昵懇(じっこん)の仲。東京五輪などを見据えての連携が必要なためで、会見などで「私が対立しているのは都議会自民党であって、自民党本部ではない」と、わざわざ違いを強調したこともあった。

 そのため、都民Fは対国政に関しては微妙な立場。都民F関係者は「現在のところ、国会に会派や政党を作るつもりはありません。我々の方針と合致する国会議員は、実はそんなに多くない」と断言。一方で「連携できる人ならば、一緒にやっていくことも考えたい」と含みも持たせた。

 また都民Fが、今後は都内のみならず、都外へも進出していく方針であることも関係者の話で分かった。「どことは言えないが、都道府県レベルで話が来ている。今後はいろいろ動きがあるはず」と同関係者。「県民ファーストの会」などの姉妹政党を立ち上げ、都外にも自党の勢力を拡大していく可能性を示唆した。

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