豊洲市場の温泉施設運営事業者、事業撤退の意向「都説明は不十分で事業継続見通せない」

2017年7月11日18時26分  スポーツ報知
  • 豊洲市場からの撤退を決めた万葉の湯

 豊洲市場に開業予定だった温泉や飲食店などの「千客万来施設」を運営する万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は11日、「都の説明は不十分で事業の継続が見通せない」として、事業から撤退する意向があることを明らかにした。同社は「都は『築地を食のテーマパークにする』としているが、疑問がいくつもある。その後、都には『計画について詳細を聞かせてもらわないと困る』と申し出ている」とした。早期に計画が固まらない場合、損害賠償が発生する可能性もある。

 当初、都は豊洲市場に隣接する場所で、食文化を発信する観光拠点として温泉などを運営する予定だった。だが、6月20日に「築地を再開発をして食のテーマパークとする」との方針を示していた。同社は「事業の前提が変わり、運営を続けることが難しくなった」と指摘。「事前に説明がなく、今後も都に説明を求めていく」としている。

 2018年8月に商業施設、19年8月に温泉やホテルをオープンする予定で両施設で年間約190万人を集客するとしていた。だが、昨年11月に豊洲移転が延期されたことで同施設の着工が遅れ、20年東京五輪・パラリンピック前の開業も難しい状況となった。15年には、大和ハウス工業やチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)もいったん運営事業者に決まったものの、契約内容などを巡り、撤退を決めていた。

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