10・22補選を職者占う…告示まであと1か月

2017年9月9日10時0分  スポーツ報知

 10月22日に全国3選挙区で行われる衆院の補選の告示(10月10日)まで、あと1か月となった。安倍政権は全勝を目指し選挙態勢の構築を急ぐが、支持率が伸び悩む中、一部の選挙区での苦戦は免れないとの危機感が漂う。一方、民進党も前原誠司新代表(55)の下で巻き返しを狙うが、不倫疑惑問題が発覚した山尾志桜里元政調会長(43)が離党し、早々とつまずいた。波乱もうかがえる補選を、政治評論家の有馬晴海氏と政治ジャーナリストの山村明義氏が占った。

 現職が死去 与野党とも“失態”が続く中、任期が残り少なくなった安倍政権の行く末を決める補選(10月10日告示、同22日投開票)が行われる。現職の死去により実施されるのは、3選挙区となる。

 【青森4区】自民党は、前職・木村太郎氏の弟で元県職員の次郎氏(49)を公認。一方、民進党は2014年の総選挙で落選した元県議・山内崇氏(62)の公認を決めている。有馬氏は「青森は保守王国。自民でほぼ間違いないでしょう」。一方、山村氏も木村氏リードとしながらも「共産党と調整がつき、統一候補となれば、山内氏はいい勝負ができると思う」とした。

 【新潟5区】この日、自民党から出馬を打診されていた前新潟県知事の泉田裕彦氏(54)が出馬の意向を固める中、その泉田氏の擁立も視野に入れていた民進党は、田中真紀子元外相(73)の擁立や、自由党の森裕子参院議員(61)のくら替えを推す向きもあるが、候補の調整が現在も続いている状況だ。候補が誰になったとしても、有馬氏、山村氏ともに自民有利と分析した。

 有馬氏は「前原新体制がスタートしたばかりで民進は“不戦敗”はできない。浪人中の元職などを立てるだろうが、厳しいだろう」。山村氏は「泉田氏は知事時代に反原発で自民と対立したが、前職の長島(忠美元復興副大臣)さんの人徳がある。後継者として名乗りを上げれば支持は大きい」とみている。

 【愛媛3区】安倍政権の支持率低下の大きな要因となった学校法人「加計学園」の獣医学部の新設が予定されている今治市は、隣の選挙区。自民からは前職・白石徹氏の息子で元秘書の寛樹氏(29)、民進は元衆院議員の白石洋一氏(54)が立候補を予定している。

 寛樹氏は先月、女性問題を週刊誌で報じられており、「女性問題は地方では特にマイナス」としたのは有馬氏。「加計問題も、安倍首相の『横暴さ』の分かりやすい構図といえる。洋一氏の能力の高さを評価する人も多い」と指摘した。これに反し、山村氏も洋一氏が有利とした上で「寛樹氏自身は直接、加計問題に関わっていない。民進側が、そこばかりを攻めると逆に墓穴を掘る可能性もある」と話した。

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