将棋の新四段が誕生!斎藤明日斗新四段「藤井四段に負けたくない」

2017年9月9日19時27分  スポーツ報知
  • 四段昇段を果たした古森悠太新四段(左)と斎藤明日斗新四段

 将棋の棋士養成機関「奨励会」第61回三段リーグ最終日が9日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、斎藤明日斗(あすと)三段(19)が通算14勝4敗、古森悠太三段(22)が同12勝6敗で四段(棋士)昇段を決めた。昇段は10月1日付。

 31人が半年間にわたって各18局を指し、上位2人のみ(原則)が四段に昇段する今回の三段リーグ。斎藤新四段は「取材を受けてやっと実感しています。三段リーグでは思った以上に力を出せなくて、厳しい戦いが続きました。今期は高校も卒業していたので、一局一局の重みを実感しながら指したことが結果につながったと思います」と喜びを語った。

 川崎市出身で宮田利男八段門下。小学校に入る前に父に教わって将棋を始め、2010年に奨励会に入会した。居飛車党で得意戦法は横歩取り。渡辺明竜王(33)や佐藤天彦名人(30)も参加している日本将棋連盟のフットサル部でのボールを追いかけるのが息抜きだ。同部では、藤井聡太四段(15)の連勝記録を止めた佐々木勇気六段(23)がオフェンシブなスタイルでを見せていると話題だが「いえ、自分はもっと攻めます」。最近は水泳にもハマっているとか。

 6日に藤井四段の対局で記録係を務めたばかり。同じ10代棋士として「負けたくない気持ちはありますし、ライバルだと思っています。10年、20年経ってもライバルでいられるように努力し続けたいです」と力強い言葉。「憧れの棋士は?」と問われても「憧れを持たないようにしていますが、一度はタイトル戦を戦ってタイトルを獲りたいという気持ちもあります」と目標を口にした。若き日の織田裕二を彷彿とさせるルックスだが「いやいや~。織田さんに失礼です…」と笑顔でテレていた。

 7人に昇段の目がある中で運命の日を迎え、激戦の末に大願を成就させた古森新四段は「不安もありましたけど、昇段できてホッとしています」。大阪府高槻市出身で小林健二九段門下。小学2年時に祖父から教わって将棋を始め、2008年に奨励会に入会した。角交換振り飛車を得意とする振り飛車党で、憧れは「さばきのアーティスト」こと久保利明王将(42)。「美しいさばきと、ねばり強さに憧れます」

 穏やかなキャラクターに見えるが、趣味はカラオケで熱唱すること。「ロックを歌うのが好きです。ユニゾン・スクエア・ガーデンとか最近のを…」。現在、神戸大の4回生。「周りが就活を始めたので、少し焦りはありました。経済学部で産業組織論のゼミに入っていて、年金と少子高齢化についての卒論を書こうと思っていますが、まだ何も考えていません」

 藤井四段の活躍によって注目度に高まっている将棋界。新たに参戦する2人のルーキーも活躍が期待される。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ