【党首インタビュー】立憲民主党・枝野代表、ブレずにエダる!…開票後は乃木坂46歌いたい

2017年10月8日11時0分  スポーツ報知
  • 有権者の声に手応えを感じているという立憲民主党の枝野幸男代表(カメラ・森田 俊弥)
  • 今の気持ちを色紙にしたためた枝野氏

 立憲民主党の枝野幸男代表(53)がスポーツ報知のインタビューに応じ、“第三極”として選挙戦に挑む理由について「有権者にブレたと思われたくなかった」との決意を語った。

 小池氏の「排除発言」から結党まで、嵐の4日間。その後も、公認候補者の選定や公約作りなど、休む間もない。フル稼働ぶりは2011年3月、官房長官として東日本大震災の諸問題に対応し、不眠不休の奮闘をネット上で「エダる」と“命名”されて以来だ。

 「3・11の時とは比べものにならないが、人生で2番目に忙しい。ここ数日は、あの時に準じるくらい、睡眠時間はなかったですね」

 だが、その疲労を癒やしてくれるのは、有権者からの激励や期待の声だ。

 「『頑張れ』『待ってたぞ』と声をかけられます。我々の立ち位置に潜在的なニーズはあると考えていましたが、周知には時間がかかると思っていた。立ち上がりでこんなに大きな反響があるとは、正直想定していませんでした。あとは、これを選挙の結果にどうつなげるかだと思います」

 希望の党への合流は、民進党の両院議員総会で「満場一致」で決定。だが結局、分裂の道を歩んだ。

 「あの場で決まったことについて、(希望の党では)前提が崩れていた。認識、理解に違いがあった。そう受け止めた人が多かったからこそ、現在のような形になったのだと思います」

 とはいえ、国会議員は当選しなければ「ただの人」。希望の党の“追い風”を受ける手もあったはずだ。

 「政治に妥協は付き物ですが、妥協には許される範囲がある。それを超えてしまうと『ブレた』となってしまうんです。私はそう思われたくない。ブレたと言われない範囲の中で、どうやって勝機を見付け出すか。それが政治の仕事だというのが、私の考えです」

 では、希望の党入りした元民進党の議員は「ブレた」と見ているのだろうか。

 「あくまでも、私の判断する現状において、希望の党は理念、政策が違うということ。それぞれの方がどんな判断をしたのかは、個々の価値観でしょう」

 その証拠に、元民進党の候補者の選挙区には、対立候補を立てない「枝野原則」を貫いている。

 「(先月)28日の前原さんの提案で『共に戦おう』と誓った人たちとは今回の行動、判断は違っていたとしても理念や政策は共有できているはず。目指す方向性は一緒だと思っています。選挙後は(連立など)どのような行動を取るかは、結果が出てみないと分かりませんが、『ブレた』と思われない選択肢の中で決めていくことになると思います」

 ちなみにアイドル好き、カラオケ好きで知られるが、投開票日後に歌いたい曲は?

 「国政の中で影響力のある人間になりたいという思いを込めて、乃木坂46の『インフルエンサー』。選挙戦でいい結果を残し、気分良く歌えればいいですね」(聞き手・高柳 哲人)

 〇…インタビュー後、枝野氏が色紙にしたためた文字は「和而不同(わしてどうぜず)」。論語にある言葉で、「人と仲良くしたり協力はするが、むやみに同調はしない」という意味。まさに現在の枝野氏の状況を表した言葉だ。

 ◆枝野 幸男(えだの・ゆきお)1964年5月31日、栃木県宇都宮市生まれ。53歳。東北大法学部卒業後、88年に司法試験に合格。弁護士となる。93年、日本新党の候補者公募に合格し、同年の衆院選で旧埼玉5区から出馬し初当選。以降、当選8回。11年、菅政権で官房長官に就任。同年9月からの野田政権では経産相を務める。17年9月の民進党代表選では前原誠司氏に敗北。10月、立憲民主党を結党。

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