安倍首相、ヤジ怖い!?遊説日程隠し

2017年10月8日7時0分  スポーツ報知

 公示直前の3連休初日となった7日、各党は街頭演説などで支持を訴えた。自民党の安倍晋三首相(63)は、千葉県内の2か所で街頭に立ったが、事前に場所を公開しない「サプライズ遊説」。7月の東京都議選でやじを飛ばされた経験から、演説の妨害を避けるためとみられる。希望の党の小池百合子代表(東京都知事、65)は、東京・銀座で結党後初の街頭演説を実施。立憲民主党の枝野幸男代表(53)がスポーツ報知のインタビューに応じ、“第三極”として選挙戦に挑む理由を「有権者にブレたと思われたくなかった」との決意を語った。

 本来ならば1人でも多くの有権者に支持をアピールする場である安倍首相の街頭演説。だが、この衆院選では異例の対応が続いている。通常、幹部の遊説日程は自民党のホームページやツイッターなどで予告。現に小泉進次郎筆頭副幹事長(36)のこの日の大阪入りは、時間と場所が6日のうちに発表されていた。

 ところが、この日の柏市と市川市の街頭演説は、事前予告なしのサプライズ。現地ではSPや取材陣が集結したことで「これから首相が来るらしい」と地元民らがうわさしながら、安倍氏の登場を待つような状態。6日の都内での演説も事前発表はなかった。

 今回の対応の背景にあるのが、東京都議選だ。当時、森友・加計学園問題などで逆風にさらされていた首相は、選挙戦最終日の7月1日に最初で最後の応援演説を東京・秋葉原で行った。その際、一部から「帰れ!」「辞めろ!」のヤジが飛んだことに安倍氏が激怒。「憎悪からは何も生まれない! こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言。この場面がテレビで繰り返し放送され、支持率を更に落とす一因となった。党関係者も「秋葉原(の対応)はまずかった」と頭を抱える。

 5日の神奈川県内での演説では、ネットなどで「押しかけてヤジをしよう」と呼び掛ける声が多発したのを知ったのか、直前になって場所を変更していた。党関係者は「これまでにない対応だが、やむを得ない」と諦めの様子だ。

 とはいえ、安倍政権に「NO」を突きつけたい市民らも動きを察知。この日は、柏市で首相が「党名を変えたり離合集散したり、当選するために政党を移ることは(自民党は)全く考えなかった」と野党再編の動きをけん制するのに対し、「お前が国難」と安倍氏命名の「国難突破解散」にちなんだボードを突き付けた。10日の公示以降は、安倍氏を筆頭に閣僚クラスが次々と各選挙区に入ることになるが、今後どのような対応を取るかが注目される。

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