流行語大賞「インスタ映え」せず!? ブルゾン、ひふみん欠席に会場落胆

2017年12月2日7時10分  スポーツ報知
  • 「インスタ映え」代表の(左から)の白石明美さん、尾身綾子さん、中村麻美さん
  • 2017流行語大賞トップテン

 今年話題になった言葉に贈られる「2017 ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表され、年間大賞に「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」が選ばれた。毎年、この時期に発表される「風物詩」として知られるが、自身のネタである「35億」がトップテン入りしたタレントのブルゾンちえみ(27)をはじめ、著名人の受賞者は軒並み欠席。盛り上がりに欠け、「インスタ映え」しない表彰式となってしまった。

 どこかに「忖度」した結果ではないだろうが、今年の表彰式はお世辞にも「インスタ映え」するショットとは言えない、地味なものになってしまった。

 年間大賞の「インスタ映え」の受賞者として登壇したのは、女性ファッション誌「CanCam」の読者モデル3人。「忖度」で受賞したのも、“ブーム”に便乗して「忖度まんじゅう」を発売した大阪市の会社社長だった。読者モデルの中村麻美さんは「すごくカラフルで、写真を撮ったらインスタが明るくなると思います」と笑顔で話したが、会場の反応は薄かった。

 盛り上がりに欠けたのは、誰もが知っている受賞者が登場しなかったこと。例年の表彰式では、芸能界やスポーツ界から言葉の由来となった人気者が登壇してきたが、今年は「35億」ネタでブレイクしたタレント・ブルゾンちえみ、自身の愛称「ひふみん」が選出された将棋の加藤一二三・九段(77)がいずれもスケジュールの都合で欠席した。

 最近10年間で、芸能人が一人も登壇しなかったのは、今年が初めて。昨年(広島・鈴木誠也)、一昨年(ソフトバンク・柳田悠岐、ヤクルト・山田哲人)の大賞に選ばれたスポーツ界からの受賞者もいなかった。近年、授賞式に登場した芸能人は「一発屋」になってしまう傾向があることも影響したのか。司会が「本日は欠席です」とアナウンスするたびに「えーっ」と落胆の声が起こった。

 審査員の漫画家・やくみつるさん(58)も総評で「負のフレーズが多かったことが、著名人が来ないことにつながったと思う。来年は平昌五輪やサッカーW杯もあるし、スポーツ界から景気のいい言葉が出れば」と嘆いた。表彰式が最も盛り上がったのが、やくさん自身が元横綱・日馬富士の暴行問題に触れ「『髄液漏れ』や『万歳三唱』は(選考には)遅きに失した。残念至極です」と話した時だったのは皮肉だった。

 ◆藤井四段「29連勝」が特別賞「日々精進」

 「選考委員特別賞」には、陸上男子100メートルで日本で初めて10秒を切った桐生祥秀(21)の「9・98」と、将棋でデビューからの連勝記録を作った藤井聡太四段(15)の「29連勝」が選ばれた。2人もこの日の表彰式に欠席したが、コメントを寄せた。藤井四段は「来年は平成30年。30連勝を目指す! といいたいところですが、まずは一歩一歩確実に強くなっていくため、日々精進していく思いです」と謙虚に喜びを表した。

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