永世7冠・羽生、歴代最多1433勝更新も視野に「そういう気持ちを持って次に進んでいけたら」

2017年12月6日7時0分  スポーツ報知
  • 羽生善治の年度別タイトル戦成績

 将棋の羽生善治棋聖(47)は5日、通算7期目の竜王を獲得し「永世竜王」の資格を得て、永世称号制度のある7タイトル(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)全てを手にする「永世7冠」を史上初めて成し遂げた。

 羽生は昭和の時代から輝き続ける史上最高の棋士だ。小1で将棋を始めると、6年時に小学生名人に。1985年には史上3人目の中学生棋士になった。

 96年には史上初の7冠制覇を達成。タレントの畠田理恵(47)との結婚も話題を呼び、空前の羽生フィーバーを巻き起こした。5日の会見では、当時との違いを問われ「歳月の長さということでしょうか。25歳の時は(デビュー)10年、今は30年が過ぎて、積み重ねの中でたどり着けた意味で感慨深いです」と語った。

 森内俊之九段(47)、佐藤康光九段(48)ら「羽生世代」の盟友たちは50代を前にタイトルから遠ざかった。羽生自身も夏まで3冠を保持していたが、8月の王位戦で菅井竜也現王位(25)、10月の王座戦で中村太地現王座(29)を相手に連続失冠。13年ぶりの1冠に後退し、衰えを指摘する声が広がっていた。「若くて強い棋士がたくさん出てきています。同じように行けるかは分かりませんが、盤上で起きているのはテクノロジー。最先端を探究していきたい。発見と進歩を感じ取れたら」と前を向いた。

 5日の勝利で通算1391勝。大山康晴十五世名人の歴代最多1433勝の更新も視野に入る。「将棋そのものを本質的にどこまで分かっているかと言われたら、まだまだよく分かっていない。これから自分自身が強くなれるか分からないけど、そういう気持ちを持って次に進んでいけたら」。常に謙虚な姿勢を貫くことも強さの一因となっている。

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