藤井聡太四段、17年ラスト対局始まる

スポーツ報知
大阪・関西将棋会館での王座戦・豊川孝弘七段との対局で駒を並べ、扇子を手に思案する藤井聡太四段(左)

 史上最年少棋士で中学3年生の藤井聡太四段(15)と豊川孝弘七段(50)の王座戦1次予選が28日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。

 昨年12月24日のデビュー戦(対加藤一二三・九段=77)から今年6月26日の増田康宏四段(20)まで無敗で公式戦歴代新記録29連勝を樹立し、将棋ブームを巻き起こしたスーパー中学生にとって、2017年ラスト対局。プロ2戦目(1月26日)で今年最初の対戦相手だった豊川七段と再び相まみえた。

 振り駒で先手となった藤井四段は、お茶でのどを潤してから20秒ほど息を整えて初手を指した。

 藤井四段は現在、公式戦通算成績54勝10敗。豊川七段に勝てば、2次予選進出に王手をかける。負ければ今月23日の深浦康市九段(45)との叡王戦本戦に続き、自身2度目の連敗となる。

 終局は夜になる見込み。

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