小池都知事、18年は巻き返す…「昨年いろいろ」イジワル質問も

スポーツ報知

 東京都の小池知事は都庁で報道陣の囲み取材に応じ、2018年に向けての抱負を述べた。記者からの「昨年はいろいろありましたが、リフレッシュ・リセットの年になるのか」とのイジワル質問には、やや気色ばみながら「はい、その通りです」とひと言。「旋風&急落下」というジェットコースターを味わった17年からの巻き返しを宣言した。

 知事3年目の今年も、20年東京五輪・パラリンピックの経費問題や10月11日に決まった豊洲移転問題など課題は山積み。小池氏は「五輪、豊洲、19年ラグビーW杯など日程が迫っているカレンダーがある」と指摘し、「種まきから、今年は実行の年になる」と都政で成果を出す意気込みを示した。

 一方で休日だった年末年始については「片付けばかりしていました」と苦笑い。「まぁ都政も昨年まで片付けモノが多かったわけですけど…」とジョークを飛ばすことも忘れなかった。

 会見に先だって行われた都職員への念頭あいさつでは、戌(いぬ)年にちなんで「犬は1年で人間の7年分成長すると言われています。皆さんもスピードを持って、東京の未来につなげてほしい」と訓示。「都民ファーストの原点に戻って、新しい都政をつくりたい」と、あらためて都政専念も表明していた。

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