里見が一気の王手か、伊藤がタイに戻すか―出雲市で将棋女流名人戦第2局スタート

スポーツ報知
初手を指す里見香奈女流名人(左は挑戦者の伊藤沙恵女流二段)

 将棋の第44期岡田美術館杯女流名人戦5番勝負(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=株式会社ユニバーサルエンターテインメント)の第2局が28日午前9時、島根県出雲市の出雲文化伝承館で始まった。

 自己の持つ棋戦最多記録を更新する9連覇を狙う里見香奈女流名人(25)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=と、女流名人戦5番勝負初登場で初タイトル獲得を目指す挑戦者・伊藤沙恵女流二段(24)によるシリーズ。今期だけで女流王位戦、女流王将戦、倉敷藤花戦(いずれも里見が勝利)に続いてタイトル戦4度目の顔合わせで、14日の第1局は女流名人が先勝している。里見が一気の王手を掛けるか、伊藤がタイに戻すか。番勝負の分岐点となる一局だ。

 午前8時48分に伊藤、里見の順で入室。戦型は先手の里見が珍しくノーマル三間飛車に構え、居飛車の伊藤との対抗形に進んでいる。

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