森田健作千葉県知事、トップセールスで訪れたタイでアイドル並みの歓迎

スポーツ報知
タイを訪問した森田健作千葉県知事

 “青春の巨匠”はタイでも人気健在! 千葉県のトップセールスでタイを訪れている森田健作県知事(68)が“アイドル並み”の歓迎を受けている。森田氏は知事になって以来、台湾やタイ、シンガポールなどアジア各地にトップセールスに赴いてきたが、その中でもタイは「県知事」という以上に、主演ドラマだった「おれは男だ!」からのファンが多い。「レコードポスターやドラマのDVDなどへのサイン攻めにもあって、今さらながらアイドル時代に戻った感じだった」と森田知事は苦笑いしていた。

 今回、森田知事は県の農水産物や観光を売り込む「海外トップセールス」で、4日からタイを訪れている。タイへの訪問は2015年9月以来3回目になるが、前回バンコクで起こった爆弾テロによって実現しなかった同国北部にある主要都市チェンマイへの訪問も初めて実現した。

 森田知事は現地の旅行業者との観光セミナー商談会などを行い、千葉県の魅力をアピール。「タイのマンゴーは大好き。千葉ではマンゴーは出来ないが、タイにはない果物や農産物がいっぱいある。今回はその中から、千葉のイチゴをアピールしていきたい」と意欲をみせていた。

 さらに「観光はもちろんだが、何と言っても農水産物の販路拡大を目指したい。千葉県には国際空港もある。アジアや世界に羽ばたく一歩にしていく」と力強く語った。

 そんな森田知事の訪問を待ち望んでいたのがタイの森田ファン。森田が主演した青春ドラマの「おれは男だ!」は、すでに放送から四十数年が過ぎているが、その人気は根強い。

 プーミポン・アドゥンヤデート国王の次女であるマハー・チャクリー・シリントーン王女が熱烈な“森田ファン”であることは知られているが、親日で知られるタイでは、ドラマの主題歌で森田が歌った「さらば涙と言おう」や「友達よ泣くんじゃない」がカラオケの上位を占めているという。

 「この歌は阿久(悠)先生の詞なんですが、今の時代にも通じるものがあるし歌っても古さを全く感じない。誰もが口ずさめる。歌は世界の共通語と言うけど、そういったことを改めて実感する。私にとっては、今回のトップセールスも含め文化的なこと全てが両輪で動くものだと思っている」と森田氏は持論を繰り広げていた。

 8日に帰国予定。

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