北の「美女軍団」に直撃成功!アイホ応援、スイスに被弾のたびに一体感増す

スポーツ報知
胸に両手を当てる独特の振り付けでコリアチームを応援する北朝鮮の美女応援団

 女子アイスホッケーの韓国・北朝鮮の合同チーム「コリア」が10日、初戦のスイス戦に臨んだ関東ホッケーセンターで、北朝鮮の“美女応援団”の直撃に成功した。本紙記者が得意の韓国語で美女に迫った。

 応援席に殺到した韓国メディアの中に身をよじらせながら接近した。女性の一人に「お気持ちはどうですか?」と問い掛けると、「パンガプスムニダ(うれしいです)」とニッコリ。「どんな試合を望みますか」という質問には、少し間を置いて「素晴らしい試合になると思います」とやはり笑顔で答えた。

 北朝鮮側のお目付け役が飛んできて、追い払われるかと思ったが、取材を止めに来たのは韓国の会場関係者だった。もちろんざっくばらんに、というわけにはいかないが、彼女たちは問い掛けに対して無視することはなかった。笑顔も自然で、当たり前のことだが「同じ人間なんだ」と改めて感じた。

 会場の三方に分散して陣取った彼女たちは、試合が始まると「イギョラ(勝て)!」「ヒムネラ(頑張れ)!」「ウリヌンハナダ(我々は一つだ)!」の大合唱。一体感のある応援の動きや声援は機械的ではあるが、統一旗を持って北朝鮮応援団を歓迎した韓国人たちも掛け声を合わせ始めた。

 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹である金与正氏もそろって観戦。両者が談笑している姿を撮ろうと、一般市民たちも押し合いながらカメラを向けた。試合はスイスに圧倒されたが、得点を入れられる度に会場の一体感は増していった。

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