「はぶ」は種子島にルーツ「はにゅう」は宮城に多い…姓氏研究家・森岡浩氏に「羽生」について聞く

2018年2月14日6時0分  スポーツ報知
  • 国民栄誉賞を授与した安倍晋三首相(中)と羽生善治竜王(右)、井山裕太7冠(カメラ・北野 新太)

 将棋の羽生(はぶ)善治竜王(47)と囲碁の井山裕太7冠(28)が13日、首相官邸で行われた国民栄誉賞授与式に出席した。1977年創設の同賞で25、26例目。将棋棋士、囲碁棋士として初めての受賞となった。その後、両者は会見に臨み、羽生竜王は平昌五輪フィギュアスケート男子で復活の連覇を狙う羽生(はにゅう)結弦選手(23)=ANA=に「ぶっつけ本番でも期待を膨らませてくれる選手。芸術的な滑りを」とエールを送った。

 羽生姓の秘密について、NHKの人名探究バラエティー「日本人のおなまえっ!」に出演中の姓氏研究家・森岡浩氏に聞いた。

 「はぶ」さんと「はにゅう」さんは、全国的に見ると3対7といった割合に分かれます。「はにゅう」は関東圏、長野、羽生選手の出身地である宮城に多い。「はぶ」は鹿児島の種子島、屋久島に集中しています。羽生竜王のルーツは種子島にあるようですね。戦国時代、(鉄砲伝来で知られる)種子島氏の家臣に羽生良能という方がいたようです。良い能力、まさに…。江戸時代まで家臣を継承した由緒正しい家系ですね。

 もともと「羽生」の「羽」は、焼き物を作るための赤土を指す「はに」という言葉に漢字をあてたもの。例えば東京の「羽田」も赤土の取れる田んぼ、という意味があります。だから羽生は「赤土が生まれる場所」と読み取ることができます。

 羽生竜王が登場してから「はぶ」さんと呼ばれるケースが増えましたが、羽生選手が出てきて「はにゅう」が復権しました。当代の有名人によって、読み方は左右されるものなんですよね。(談)

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