羽生人気は韓国や中国でも…ネット上で祝福メッセージあふれる

スポーツ報知

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を果たした羽生結弦(23)の快挙から一夜明けた18日も、金メダル獲得への祝福が相次いだ。国内はもちろん、開催国の韓国や中国でも、羽生の人気は絶大。この日も、両国のインターネット上などでは快挙を喜ぶ声やお祝いのメッセージがあふれた。

 “羽生フィーバー”は1日たっても国内外で収まる気配はなかった。韓国紙の中央日報で「貴公子のような容貌(ようぼう)」と評されるなど、羽生のアジアでの人気はもともと高く、競技の際にも日本だけでなく地元・韓国や中国のファンが駆けつけて声援を送っていたが、優勝を受けてネット上では祝福のメッセージがあふれかえった。

 韓国語のファンサイトでは、羽生の優勝後のコメントを翻訳して掲載。「スター性がある」「国とかは関係なく、素晴らしかった」などといった肯定的な書き込みが見られた。政治的問題から最近の日韓関係は冷え込んでおり、SNS上には4年前のソチ五輪でフィギュア女子の金妍兒(キム・ヨナ)が微妙な判定で銀メダルに終わったことを挙げ「日本人は本当に金メダルを喜べるのか」などといった心ないコメントもあったが、羽生の演技をたたえる意見が目立った。

 一方、ソチで羽生が優勝した後にファンが急増した中国では、大半が好意的な意見だった。金メダル獲得後には、短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」のホットワード(話題となっている言葉)に「羽生」の文字が並んだ。

 今回の五輪には母国の金博洋(20)が出場し、4位に入賞したが「金よりも羽生の演技を見る方が楽しみだった」とのコメントも。「おめでとう。同じ時代に生きて、あなたに会えてよかった」などの言葉や、2022年には北京で冬季五輪が開催されることから、「4年後の北京五輪で待っています」というメッセージもあった。

 中韓以外でも、世界各国の約1万3000人が登録しているフェイスブックのグループ「Yuzuru Hanyu International Fan Group」では、写真などをアップロードして、各地のファンが喜びを共有した。

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