藤井聡太六段の中学卒業式後初の対局スタート…VS糸谷哲郎八段

スポーツ報知
糸谷哲朗八段(右)と駒を並べる藤井聡太六段

 将棋の最年少プロ・藤井聡太六段(15)と糸谷哲郎八段(29)の第66期王座戦2次予選が22日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。振り駒の結果、先手は藤井六段に決まり、いつも通り、お茶を飲んでから初手を指した。

 藤井六段は20日に名古屋大教育学部付属中の卒業式に出席してから初の対局だが、今月31日まで立場はまだ中学生。この日の糸谷八段戦、28日の王将戦・対井上慶太九段(54)の2局で、中学生棋士としてラストスパートと2017年度の対局を締める。

 現在、藤井六段の公式戦通算成績は70勝11敗。2017年度の通算勝利数は史上4人目の60勝達成を果たしている。17年度はすでに、内藤國雄九段(78=引退)、羽生善治竜王(47)に次ぐ史上3人目で最年少記録での全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)独占が確定している。

 両者の対局はこの日夜に決着する見込み。

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