松井三郎・掛川市長、土俵上で失言 倒れても「男性のお医者さんが近くにいます」

スポーツ報知

 静岡県掛川市の松井三郎市長(71)が9日、同市の東遠カルチャーパーク総合体育館で行われた大相撲春巡業のあいさつで「私は土俵の上に立たせていただいて大変感激している。コケないように、倒れないように頑張っています。万が一の時も男性のお医者さんが近くにいます」と不適切発言を行った。

 今月4日の舞鶴巡業であいさつの途中で舞鶴市の多々見良三市長(67)がくも膜下出血で倒れ、救命措置をしようとした女性に日本相撲協会の関係者が「女性は土俵から下りて下さい」とアナウウンスして大問題になっただけに館内はシーン。来場者からは「失言だ」とのヤジも飛んだ。

 6日の兵庫・宝塚市で行われた巡業では中川智子市長(70)が土俵の下であいさつして「(土俵に上がれなくて)悔しいです」と発言。8日の静岡市の巡業では田辺信宏市長(56)が「国際化が進む中で女性が土俵に上がれるようになればいい」と訴えていた。

舞鶴意識せず 松井市長は「緊張して足が震えていた。舞鶴市のことは意識になかった。後から言われれば(不適切と)受け取られるかもしれない」と釈明していた。

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