故ジャイアント馬場さん夫人・馬場元子さん死去…元全日本プロレス社長

スポーツ報知
2016年4月、元横綱・曙(左)の新団体「王道」の旗揚げ戦に駆け付けた馬場元子さん(左から2人目、右は太陽ケア、右から2人目はジャイアント馬場の等身大像)

 故ジャイアント馬場さん(享年61)の夫人で元全日本プロレス社長の馬場元子さんが14日に肝硬変のため亡くなっていたことを23日、全日本プロレスが発表した。78歳だった。19日に通夜、20日に告別式が親族のみで執り行われたという。

 元子さんは、馬場さんがプロ野球(巨人、大洋)の投手時代から、馬場さんのファンで、馬場さんがプロレスラーに転向してからも米国遠征に同行するなど、馬場さんが1972年に創設した全日本プロレスの“おかみさん”として支え続けた。子どもには恵まれなかったが、大仁田厚氏(60)や三沢光晴さん(故人)ら馬場さんの弟子を息子のようにかわいがった時期もあった。

 1999年1月31日に馬場さんが亡くなってからは全日本プロレスの社長も務めた。馬場さんが亡くなった年の5月2日には東京ドームで「ジャイアント馬場引退記念試合」を開催し、ザ・デストロイヤー、ブルーノ・サンマルチノ、ジン・キニスキーとともに、馬場さんの代名詞「16文」のリングシューズを抱いてリングに上がり、テンカウントゴングを聞いた。

 全日本プロレスの役員を退いてからは、元横綱・曙(49)の新団体「王道」の旗揚げ戦(2016年4月20日、後楽園ホール)に列席したが、この時が公の場に姿を見せた最後の機会となった。

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