「ナンパ塾」塾生、御用達「ハウス」で女性に無理やりエッチ…東京メトロ社員ら男2人逮捕

スポーツ報知

 昨年7月に女性に大量の酒を飲ませた上で乱暴したとして、警視庁新宿署が東京メトロ社員・根本賢容疑者(27)と会社員・羽生(はぶ)卓矢容疑者(33)の男2人を準強制性交の疑いで逮捕していたことが9日、分かった。逮捕は8日付。2人は有料で女性の口説き方を教える「ナンパ塾」の授業で知り合い、塾が管理する「ハウス」と呼ばれるマンションの部屋に女性を連れ込んで犯行に及んだという。

 逮捕容疑は昨年7月31日深夜、新宿区のマンションで当時25歳のモデルの女性にウォッカを大量に飲ませ抵抗できなくした上で、乱暴した疑い。昨年8月11日に女性から被害届が出され、捜査が続けられていた。根本容疑者は容疑を認め、羽生容疑者は「同意の上だった」と否認しているという。

 新宿署によると、当初は容疑者2人と根本容疑者の知人である女性、その友人の被害者の4人で、東京・歌舞伎町の居酒屋で酒を飲んでいた。午後11時30分ごろに事件のあったマンションへ移動。知人女性は「終電があるから」と被害者を残し、帰宅したという。その後、容疑者はダーツゲームなどの罰ゲームで被害者にウォッカを一気飲みさせ、深酔いさせて犯行に及んだ。知人女性と容疑者との共謀については「確認できていない」としている。

 容疑者の2人は“ナンパ指南”をする塾で知り合ったが、行動を共にしたのは初めて。同塾は「最強のナンパ塾」をうたい、東京と大阪で塾生を集めて講師が授業をする「講習」を行っていたほか、テキストやCD、DVDの販売なども行っていた。講習は3コースあり、通常コースは1回4時間の授業を3回受けて5万4800円。「成果が出なければ全額返金」を保証するマンツーマン指導のスペシャルコースは、29万8000円だった。

 また、犯行が行われたマンションは、塾が借りていた通称「ハウス」と呼ばれる部屋。塾生であれば利用可能で、鍵の受け渡しはポストに入れておくなど複数の方法があるという。過去に根本容疑者は10回、羽生容疑者は約100回、同部屋を利用した経験があった。今回は、事前に羽生容疑者が鍵を入手しており、1軒目の店で2人とも酒量を控えていたと供述していることから、当初から女性をマンションに引き入れる意図があったとみられる。

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