博多に出没のワニはおもちゃだったか?

スポーツ報知

 今月17日に福岡市内で「ワニがいる」との目撃情報があった件で、実際はおもちゃだった可能性が高いことが20日、分かった。

 通報があったのは、17日の午前10時ごろ。博多区保健福祉センターに「16日午後7時ごろ、体長50センチくらいのワニを見た」とのメールが届いた。場所は同区東光寺町2丁目の御笠(みかさ)川河川敷。JR博多駅から南東約2キロにある大型商業施設の裏で、メールにはワニのような生き物1匹が歩いていたとする写真が3枚添付されていた。県警博多署が市からの連絡を受けて付近を捜索したが、ワニは見付からなかった。

 その後、18日になって市内に住む30代の男性から同署に「(騒動前に)川底でおもちゃを見付け、岸に置いた。あのワニは偽物です」との情報が寄せられた。男性は、16日午後6時半ごろに御笠川でゴムボートに乗って釣り道具を探している時に、ビニール製のワニを発見。写真を撮影し、川岸に放置して帰ったとしている。同署では発見するまでは断定できないとして、当面捜索を続ける方針。

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