籠池泰典被告、夫妻で保釈

スポーツ報知
保釈された籠池泰典被告

 学校法人「森友学園」の補助金詐取事件で詐欺罪などで起訴され、大阪拘置所に勾留されている学園前理事長・籠池泰典被告(65)と妻の諄子(じゅんこ)被告(61)が24日、保釈された。保釈を認めた23日の大阪地裁の決定に対し、大阪地検が不服として申し立てた準抗告を退けた。

 スーツに黄色のネクタイを締めた籠池被告が先に姿を見せ、迎えの車の中へ。黒い半袖カットソーに白いスカート姿の諄子被告が少し遅れて現れ、職員らに一礼した。諄子被告を迎えるように、籠池被告ももう一度車の外に出て職員らにあいさつし、2人で車に乗り込んだ。報道陣の問いかけには2人とも答えなかった。

 両被告は昨年7月31日、大阪地検特捜部に逮捕されて以降、大阪市都島区の大阪拘置所で約10か月勾留されていた。昨年11月の保釈請求は却下され、弁護人が今月、2度目の請求をしていた。地裁の保釈決定は、保釈後の両被告の同居を認めている。

 保釈保証金は籠池被告が800万円、諄子被告が700万円。この日夜に、大阪市内で記者会見が予定されている。

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