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「にゃんこカメラマンが行く!」(4)宮城・田代島の「マンガアイランド」

2017年8月29日10時0分  スポーツ報知
  • 尻尾を立てて上機嫌で走り出すネコ。「うれしいな~、うれしいな~」
  • ネコの形をしたロッジの前を歩くネコ。「坂道はつらいからノンビリ歩くとしよう」
  • 仲良くエサを食べるネコたち。「待ってました~。エサの時間だぁ。最近のキャットフードは美味しいなぁ。栄養満点だ」
  • 仔ネコを見つめる親ネコ。「そろそろおっぱいが飲みたくなったかな。大きく育ちなさい」
  • テーブルの上であくびをするネコ。「あ~、のびるのびる」

 朝食後に海が一望できる丘に登った。漫画家のちばてつやさん、里中満智子さんらがデザインしたネコの形をしたロッジやテントなどがあるアウトドア施設「マンガアイランド」という場所だ。ロッジには宿泊客がいるため、数匹のネコがエサをもらおうと集まっていた。

 午前8時半、ネコたちの行動に異変が起きる。ちりぢりになっていたネコたちが徐々に管理棟前に集まり始めたのだ。

 「何かあるぞ?!」。そう思っていると午前9時過ぎに1台の車が到着。上機嫌で尻尾を立てたネコたちが車に一斉に向かった。車から若い男女が現れ、10匹以上のネコたちに大量のエサを振る舞った。

 田代島で土産物屋を営む方々で、自費でエサを与えているとのことだ。

 「時間は決まってませんが、朝と夕の2回、毎日エサをあげに来てますよ」。

 商店どころか警察も学校もコンビニもすらもない田代島。「インターネットで注文し、届けてもらってます。エサ代は、ん~、月に2万円くらいですかね~」。

 のんびりと行儀良く人と接するネコたち、ネコに癒やされ、優しい気持ちになる島民や観光客たち。共存なくしてこのネコの島は成り立たないだろう。

 「ネコたちにまた会いに来よう」。=終わり=(ペン&カメラ・関口 俊明)

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