【メディカルNOW】鳥インフルエンザ、人への感染懸念

2016年12月5日15時0分  スポーツ報知

 各地の養鶏場などで鳥インフルエンザの感染が相次いでいる。

 ▼11月28日、新潟県関川村の養鶏場でニワトリが死んでいるのが見つかり約31万羽を処分

 ▼11月28日、青森市の農場で食用のアヒルからウイルスが検出され、約1万8000羽を処分

 ▼11月29日、新潟県上越市の養鶏場でニワトリが死んでいるのが見つかり約23万羽を処分

 ▼12月2日、青森市の農場でアヒルが死んでいるのが見つかり約4800羽を処分

 お隣の韓国でも鳥インフルエンザの感染が拡大し、先月末までに46か所で感染が確認され、すでに約200万羽のニワトリやアヒルが処分され、さらに約100万羽を処分するという。

 この時期、毎年のように鳥インフルエンザの感染が起こるのは、シベリアなどから飛んできた渡り鳥が保有しているウイルスに養鶏場のニワトリなどが感染するからだ。ちなみに、ニワトリの処分は通常、鶏舎内などで大きなバケツのような容器にニワトリなどを10羽ほど入れてフタをし、二酸化炭素を注入して殺し、消毒したうえで養鶏場などの敷地内に埋める。

 食用だけに人への感染が心配されるが、感染が確認された養鶏場や農場の肉や卵が市場に出ることはない。さらに近隣の養鶏場への感染を警戒して半径3キロ圏内のニワトリや卵は移動禁止、3~10キロ圏内は搬出禁止としているので消費者はご安心を。

 しかし、海外では人が鳥インフルエンザに感染している。WHO(世界保健機関)によると、2003年から今年10月まで中国、東南アジア、中東、アフリカなどで856人が感染し、うち456人が亡くなっている。死亡率53%と高率だ。鳥インフルエンザに感染したニワトリをさばいたり、ニワトリの排せつ物に接触したりしたと思われる。

 日本でも養鶏場とは別に、鳥インフルエンザに感染したハクチョウやカモなどが死亡していることがある。そうした野鳥の死がいを見つけたら手を触れず、市区町村に連絡を。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

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