【メディカルNOW】「自己愛性人格障害」トランプ大統領が典型!?上司なら最悪

2017年1月30日11時0分  スポーツ報知

 米国の心理学者サム・ヴァクニン博士は、トランプ米大統領を自己愛性人格(パーソナリティー)障害と結論づけている。ひと言でいえば、極端なうぬぼれと自己中心的な性格のため周囲とトラブルを引き起こすタイプだ。実際、メキシコなどと軋轢(あつれき)を生んでいる。

 米国精神医学会の診断基準(DSM―4)によると、次の9項目のうち5つ以上に当てはまると、その可能性が高い。▼自分が重要人物であるという誇大な感覚▼限りない成功、権力、才気などの空想にとらわれている▼自分が特別であり特別な人たちだけが理解しうると信じている▼過剰な賛美を求める▼特権意識が強い▼対人関係で相手を不当に利用する▼他人の気持ちや欲求を認識しようとしない▼他人に嫉妬したり他人が自分に嫉妬していると思い込む▼尊大で傲慢な行動や態度。

 自己愛性人格障害の発生率は100人に1人とされているが、21世紀に入ってから増加し、いまや16人に1人という米国の研究もある。米大統領なら私たちが直接関わることはないが、職場の上司が自己愛性人格障害だったら最悪だ。

 例えば、独断専行で部下の話を一切聞かず、気に入らないことがあるとどなり散らす。部下のミスを発見すると鬼の首を取ったように叱りつけ、30分以上も文句を言う。部下の手柄を自分の手柄だと吹聴したり、逆に自分のミスは部下のせいにする。「パワハラ」「モラハラ」で部下がうつ病になることも少なくない。

 そんな自己愛性人格障害の上司にどう対処したらいいのか。▼相手のプライドを絶対に傷つけない(根に持つタイプなので)▼すり寄らず適度な距離を置く(近づきすぎると好きなように利用される)▼プライベートな話は避ける(自分と比較してライバル視されたり嫉妬されることも)▼言いがかりをつけられても平静に対応する(反論すると上司の怒りを招くことも)。長時間残業など実害があるときは、労働基準監督署への通報(匿名可)を。それでも改善しなかったら、自分を守るために転職を考えては?(医療ジャーナリスト・田中 皓)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
メディカルNOW
今日のスポーツ報知(東京版)