【大学選手権】東北福祉大14年ぶり決勝 元西武・大塚監督の采配ズバリ

2018年6月17日6時0分  スポーツ報知
  • 6回、3ランを放ち生還した吉田(左)を迎える東北福祉大・大塚監督(カメラ・泉 貫太)

 ◆全日本大学野球選手権第5日 ▽準決勝 東北福祉大7―3慶大(16日・神宮)

 東北福祉大(仙台六大学)が優勝候補の慶大(東京六大学)を破り、14年ぶりの決勝進出を決めた。

 15年7月に就任した元西武外野手・大塚光二監督(50)が低迷気味だったチームを再建し、3度目の大学日本一にあと1勝に迫った。

 迷いはなかった。2―3の5回1死二、三塁のピンチで、東北福祉大・大塚監督は「競った展開ならいく、と伝えていた」と、14日の準々決勝・白鴎大戦で128球完投したエース・津森宥紀を投入。采配が的中してピンチを切り抜けると、続く6回に一挙5得点で鮮やかな逆転劇だ。西武出身の指揮官は15年7月の就任後、初の決勝進出。「選手たちが頑張ってくれたおかげです」と感謝した。

 負けから学んだ。昨年の全日本大学選手権。四国学院大に失策絡みで0―1と負け、7年ぶりの初戦敗退。大塚監督は「負けた理由をつぶしていかないと勝てない」と考え、春季リーグ戦では二遊間と中堅でこの日と同じ3選手を全10戦で起用した。センターラインを強化し、今大会3戦で失策はわずか1つと守備が安定。自分たちから崩れず、粘り強く戦えるようになった。

 打線は全試合2ケタ安打を記録。この一戦は「状態はずっと良かった」(大塚監督)という清水敬太を「9番・一塁」で今大会初スタメンで起用。期待に応えるかのように、清水敬が6回2死満塁から逆転の中前適時打とこちらも采配的中だ。

 決勝進出は優勝した04年以来となる。西武時代はリーグ優勝7度、日本一3度を経験した大塚監督だが、全日本大学野球選手権では大学2、3年時に決勝で敗れ、あと一歩で涙をのんだ。「次も選手を信じて、チーム一丸となってやるだけ」と意気込みを語った指揮官が、選手とともに14年ぶりの日本一をつかみにいく。(有吉 広紀)

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