緊急女性記者会「甲子園ロス」を吹き飛ばす裏話

　数々の熱戦が繰り広げられた１００回目の夏が幕を閉じて、早数日…。「甲子園ロス」になっている方も多いのではないでしょうか。そこでスポーツ報知では、今年の高校野球取材に関わった女性記者４人で「緊急女子会」を実施。ＮＯ１イケメンはやはりあの選手！？　史上初の２度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭ナインの素顔とは？　スペースの都合上、紙面には載せられなかった裏話などがどんどん飛び出しました。

　◆参加者プロフィール

記者Ａ（入社７年目。普段はサッカー担当として神戸のイニエスタなどを取材。大学時代は準硬式野球部のマネジャー）

記者Ｂ（入社１年目。小学校から高校までソフトボール部に所属、大学ではサイクリング愛好会で自転車の腕を磨く）

記者Ｃ（入社１年目。中学時代はソフトボール部に所属。大学時代は軟式野球同好会のマネジャーを務めた大の野球好き）

記者Ｄ（入社１年目。大学時代は政治研究会に所属。今大会のアルプス取材で大阪桐蔭・根尾の姉に顔が似ていることが判明）

Ａ　まずはみんな初めての甲子園取材どうだった？

Ｂ　私は済美のエースの山口君が印象に残ってます。剛腕の投手が多い中で、４強で唯一技巧派だったので。大阪桐蔭の西谷監督の口からも、彼の投球術のすごさが出ましたもんね。

Ｃ　テレビでは見られない球児の頑張りを間近で見られて、青春だな～って思いました。

Ａ　負けて泣き崩れている選手とかを見ると、こっちまでもらい泣きしちゃうもんね。

Ｄ　とにかく暑かったです、試合も甲子園も。でも実際に足を踏み入れて、球児たちの活躍を見ていたら、取材に来て良かったなと思いましたね。

Ａ　世間では空前の金足農フィーバーが吹き荒れているね。

Ｃ　吉田君はハーフみたいな顔だちで甘すぎるマスク。１回近くで見たらあれは中毒性があります…。

Ｄ　腕もすごいよ。スーパーマンやバットマンみたいだった。

Ｂ　でも意外とスイーツ男子みたいよ。おばあちゃんに取材したんだけど、小学校の運動会に見に行くのに「何を持って行ったらいいか」と聞いたら、おばあちゃんの手作りゼリーを希望したらしい。ぶどうやみかんの果実とクリームが２層になったやつで、剛腕なのにかわいい一面も発見しちゃいました。

Ａ　マウンドでやる刀を抜く動作の「シャキーンポーズ」もかっこよかったよね。高校ジャパンでは大阪桐蔭の藤原君とも一緒にやるのかなあ？

Ｃ　どうなんでしょう…。この前のインタビューでは「喋るのがあんまり得意ではない」って言ってたしなあ。でもお母さんとは今でもよく一緒に出かけるらしいですよ。その時もお母さんの話も聞き役に回るんですって。基本あんまり自分から喋る子ではないみたいですね。

Ｂ　プレー中の藤原君の顔はすごい鋭いけど、練習中に根尾君とティー打撃をしているときの笑顔は爽やかでかわいかったですね。シンプルなデザインの大阪桐蔭のユニホームもバッチリ着こなしていて、かっこよかったです。

Ｃ　練習中に梅干しの塩漬けが置いてあって、それをうれしそうに見ている姿もツボでした。ちなみに藤原君の好きなタイプは、今人気の女優・今田美桜ちゃんらしいよ。がっつり清楚（せいそ）系。野球のレベルと同じく、好みもさすがハイレベルだなと。

Ａ　足の速さも異次元だった。高校野球取材班の打ち上げでも、藤原がいかにかっこよかったかの話で持ちきりだったもんね～。やっぱり足の速い男子はモテるのかしら…。

Ｄ　根尾君もかっこよかったですよ！　保育園の先生に幼少期の話を聞いたんですけど「卒園するときにアッキーに『忘れないでね』って言ったの覚えているかな？」って話してて。優勝が決まった後の宿舎取材でそのことを本人に聞いてみたんです。そしたら少し驚いた顔をしながらも、力強く「忘れてないです」って答えてくれて。頭も良いし、肉体も完璧だし、心もきれいだなって感動しました。

Ａ　あの西谷監督も「さん」付けしてたもんね。

Ｃ　そうなんです。決勝前日の取材で、西谷監督が根尾君はバスの中でも１人だけ寝ずに、本を読んだり勉強していると話していました。だからたまに根尾君が寝ているのを見たら「根尾“さん”も人間なんだなと思います」と言った時には報道陣からも笑いが漏れました。野球ノートも最初はみんな日記みたいだったのに、根尾君のは最初からデータみたいなのが書いていて全然違っていたそうですよ。

Ａ　ちなみにご両親はお医者さんだそう。プロでは野手としてやりたいみたいな話もしていたね。これからが楽しみ。

Ｄ　３回戦で先発した大阪桐蔭の横川君も素敵ですよ！　試合後の取材ルームでは、みんながどんな取材対応しているのか、興味深そうにキョロキョロしている。「記者って大変ですか？」って逆質問してきてくれたり、彼のマイペースな雰囲気にはこっちも飲み込まれちゃいます。右翼の青地くんは何をするにも一生懸命。取材中は常に笑顔で報道陣からの人気もありました。

Ｂ　三塁コーチャーの俵藤（ひょうどう）君も気遣いのできる子です。ボールが当たった相手の選手にもすぐに冷却スプレーを渡せて、でもそれを「勝手に体が動いちゃう」って言うんです。控え選手もそれだけの意識でやっている、そこに他のチームにはない、大阪桐蔭の強さを感じました。それにイケメンですよ。俳優の野村周平っぽい。

Ｃ　大阪桐蔭の選手はみんな「６３人で束になって」という常に言葉をよく口にしていました。控え選手であろうと、レギュラーであろうとみんながそれぞれの役割を全うしている。その６３人をまとめている主将の中川君にもキャプテンシーを感じるよね。

Ａ　去年は自身がベースを踏み忘れたこともあって３回戦で敗戦。その悔しさもあったのかな、決勝の後は負けたんじゃないかってぐらい大泣きしていたね。

Ｄ　去年はホテルに帰っても泣いていたそうですよ。藤原君とか根尾君が注目されているけど「中川のチーム」ってずっと言われてましたもんね。

Ａ　史上初の２度目の春夏連覇ができた裏には、中川君の頑張りが大きかったんだと思う。勝って当たり前のプレッシャーに打ち勝ったんだもんね。他には誰か気になる選手はいた？

Ｂ　私はやっぱり済美の山口君ですね。準々決勝の報徳戦で初めて先発を外れたけど、その試合でこの夏初めて先発した池内君に「俺に任せとけ」って声をかけたそうなんです。一見、控えめそうな顔をしているのに、男前なこと言うんだなって。

Ａ　高知商で１番を打っていた前田君もかっこよかった。足も速くてザ・１番！って感じのタイプ。球場にあるテレビ画面で初めて見て、思わずくぎ付けになったなあ。他の女性記者からもかっこいいって声を聞いた。

Ｃ　ところで９月３日からは高校ジャパンが宮崎で、Ｕ１８アジア選手権に出場します。その合宿も今日から始まりますね。私はやっぱりあのクールな藤原君が、吉田君のお願いに答えて「シャキーン」をするのかが気になります！

Ｄ　夏の甲子園は終わっちゃたけど、次は高校ジャパンが“甲子園ロス”を解消してくれるはずです！

Ａ　あ～でもやっぱりＮＯ１イケメンは藤原君かな。また見たいなあ…。いっそのことみんなで宮崎まで見に行っちゃう！？