室蘭シャークスが逆転V…5年ぶり4度目の日本選手権出場

スポーツ報知
8回、3点目のホームを踏みガッツポーズする室蘭シャークス・井上俊樹

◆社会人野球日本選手権北海道予選最終日 ▽代表決定戦 室蘭シャークス(3勝1敗)3―1JR北海道クラブ(2勝2敗)(24日・札幌円山)

 室蘭シャークスがJR北海道クラブに3―1で逆転勝ち。2勝1敗同士で迎えた代表決定戦を制し、5年ぶり4度目の日本選手権(11月開幕、大阪・京セラドーム)出場を決めた。

 1点を追う5回2死一、二塁で2番・青木健太(22)=駒大苫小牧高―駒大出=が、左翼線を破る適時打で同点。1―1で迎えた8回には、2死一、二塁の好機でこの日、5回の守備から途中出場した11年目のベテラン・比嘉泰裕(33)=富士大出=が、右翼線への勝ち越し2点適時二塁打を放ち、プレーオフにもつれ込んだ死闘にけりをつけた。

 21日の初戦で創部わずか半年の北海道ガスに2―3で敗れ、優勝へ崖っぷちに立たされた。しかし、続く航空自衛隊千歳戦で11―1と快勝。5年連続の本大会出場へ王手をかけていたJR北海道クラブには延長10回タイブレイクの末、4―3のサヨナラ勝ちと執念で勝利を重ねプレーオフに持ち込んだ。

 北海道ガス戦で6回に逆転3ランを浴びた右腕・下川原駿(24)=浦河高―日体大出=はこの日、3回2死一、二塁のピンチで救援。空振り三振で切り抜けると、4回1/3を2安打無失点と好投し、8回の勝ち越しを呼び込んだ。自己最速を1キロ上回る149キロもマークし、「きょう抑えないと何のために練習してきたのか。こういう場面で抑えるためにやってきた。無駄ではなかった」と、手放しで喜んだ。

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