流しのブルペンキャッチャー安倍昌彦氏、立命大・辰己は大阪桐蔭・藤原より上

スポーツ報知
俊足巧打の即戦力外野手、立命大・辰己涼介

 プロ野球ドラフト会議が25日に行われる。「流しのブルペンキャッチャー」の愛称でおなじみのスポーツライター・安倍昌彦氏に、ドラフト候補の実力をチェックしてもらう。第1回は立命大のヒットメーカー、辰己涼介外野手(4年)。

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 身体能力がズバ抜けています。今年の外野手では大阪桐蔭・藤原が1番人気ですが、僕は辰己の方が現時点では上だと思う。肩は入った瞬間にプロの世界でもNO1です。三塁打が打てる足もあり、スリムな体で150キロをバックスクリーンに放り込める瞬発力もある。似たタイプは西武・秋山ですが、本質的にはソフトバンク・柳田です。アベレージヒッターではなく“怖い打者”になるでしょう。

 ◆安倍 昌彦(あべ・まさひこ)1955年4月24日、仙台市生まれ。63歳。早大学院を経て早大2年まで捕手一筋。同3、4年時には早大学院で監督。卒業後、会社員をしながら2000年から雑誌「野球小僧」でコラム「流しのブルペンキャッチャー」を連載。東海大・菅野智之、花巻東・大谷翔平ら約230人のボールを実際に受け、独特の筆致で描く文章が話題に。雑誌「野球人」責任編集。

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