【仙台六大学】東北福祉大、2季連続70度目V 神宮切符かけ27日から決定戦

スポーツ報知
先発して5回無失点と好投した東北福祉大・山野

◆仙台六大学野球 秋季リーグ 東北福祉大7―0仙台大=7回コールド=(21日、東北福祉大野球場)

 東北福祉大が仙台大を7―0の7回コールドで下し、2季連続70度目の優勝を決めた。6月の全日本大学選手権の優勝校というプレッシャーに負けず、4年生を中心に再び団結。明治神宮大会東北地区代表決定戦(27―28日、福島・ヨーク開成山)を勝ち抜き、春秋連続の日本一へ挑む。

 結果だけみれば順当だが、危機感を胸に抱えながらつかんだ優勝だった。全日本大学選手権を制覇し、14年ぶりの日本一となり、迎えた秋季リーグ戦で2連覇達成だ。それでも大塚光二監督(51)は「秋(のリーグ戦)を取らないと日本一が消えちゃうんじゃないの、と思っていた」と明かした。

 頂点に立ったからこそ感じるプレッシャーをはねのけたのは、最上級生の力だった。春季リーグ戦ではレギュラーだった古川澄也主将(4年)=花咲徳栄=は今季、調子が上がらずベンチを温める日々が続いた。それでも腐らず居残り練習を続け、「試合に出られなくても元気やサポートはできる」と声を張り上げる主将を中心に、チームは結束。5番・清水敬太一塁手(4年)=酒田南=が先制打を含む4打数2安打1打点と、試合に出場した4年生たちは結果を残した。

 明治神宮大会東北地区代表決定戦では、1回戦で富士大と対戦する。古川主将は「一つずつ勝っていければいい」と意欲。春秋連続の日本一へ挑戦するため、一戦必勝で決定戦を勝ち抜く。(有吉 広紀)

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