関西国際大、サヨナラ弾で8年ぶり神宮大会

スポーツ報知
9回にサヨナラ本塁打を放ちガッツポーズをする関西国際大の平野

◆関西地区大学選手権最終日 ▽第2代表決定戦 関西国際大3x―2京産大(30日・南港中央)

 明治神宮大会(11月9~14日・神宮)の出場権をかけた第2代表決定戦は、関西国際大(阪神大学)が京産大(関西六大学)にサヨナラ勝ちし、8年ぶり4度目の出場を決めた。9回に平野晴也遊撃手(3年)がサヨナラ本塁打を放った。最優秀選手賞は、第1代表の近大・村西良太投手(3年)、最優秀投手賞は関西国際大の武次春哉(2年)、敢闘賞は平野と京産大の北山亘基投手(1年)が選ばれた。

 関西国際大が、劇的に神宮切符をつかんだ。延長タイブレークに突入する寸前の9回2死、プロ注目の平野が右越えへ「初めて」というサヨナラ本塁打をたたき込んだ。「完璧でした。思い切りがあるのが持ち味。最後の打席で出せてよかった」と、仲間の手荒い祝福を受けた。

 投げては164センチ左腕の武次が5安打2失点で完投。16奪三振で完封した1回戦に続いて京産大から白星を挙げた。リーグ戦通算19勝で、大体大の上原浩治(前巨人)が持つリーグ記録36勝の更新を見据える2年生は「今までやってきたことを出せれば勝てる」と自身初の全国大会へ意気込んだ。

 エース左腕・松永昂大(現ロッテ)を擁した8年前は、準々決勝で当時東海大3年の菅野智之(現巨人)に1失点完投されて敗れた。平野は「一戦必勝で頑張りたい」と、過去最高の8強以上を目標に掲げた。(伊井 亮一)

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