【東京六大学】明大 ユニホームへの“イノシシ”復活へ

スポーツ報知

 東京六大学の明大が、ユニホームへの“イノシシ”復活を検討している。57年春に最下位に沈んだことを機に、左腕に入れられたのが御大と呼ばれた故・島岡吉郎監督の干支(えと)でもあるイノシシのマーク。善波達也監督(56)は「イノシシ年だし、タイミング的にいいんじゃないかと」と明かした。OB総会で了承されれば、春のリーグ戦でお披露目される見込みだ。

 左袖のイノシシは、89年春に島岡御大が亡くなって以降は校章に戻されていた。指揮官は「御大がやられていたことを、今風に伝えるのが私の役割」と“島岡イズム”を改めて浸透させたい考え。「春(の全日本大学野球選手権)は30何年も勝ってない。選手権優勝、そこを何とか達成したい」と81年以来、遠ざかっている“春の日本一”を目標に掲げた。

 チームはこの日、東京・府中市のグラウンドで始動。寮の玄関にもイノシシの置物が多数飾られていることもあり、主将の森下暢仁(まさと)投手(3年)は「明治というとイノシシというイメージはある。この年に付けたら、絶対優勝しないと」。ドラフト上位候補でもある森下は「自分も結果を残して、チームも優勝したい。(ドラフト)1位で(プロに)行くという気持ちでいる。そこに向けて、まだまだやっていかないといけないところはたくさんある」と決意を語っていた。

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