大学球界でベンチ前キャッチボール禁止、野手も徹底

スポーツ報知

 全日本大学野球連盟の監督会が15日、横浜市内で行われ、イニング前の準備投球など今年からの公認野球規則改正について説明された。

 従来では準備投球は8球、1分以内と定められていたが、これらを削除し、準備投球の制限がなくなる。これに伴い、日本独自の習慣だったベンチ前のキャッチボール、登板中の投手によるブルペンでの準備投球の禁止が全国の大学指揮官に通達された。場内では、慶大・大久保秀昭監督が「投手は準備でラストボールを告げるのか。打者がいつ入っていいか分からない。1球で投げる投手がいたら、『オイ』となる」と問うなど戸惑いの声も上がった。

 中本尚審判部長は「私は楽観的で、準備で15~20球投げる投手はいないと思う」と説明。ベンチ前のキャッチボール禁止は野手も同様で、イニング途中の守備交代では「監督がタイムを取ったときに、ベンチ前に出て2、3球」と肩慣らしの例を挙げ、「国際大会では普通のこと。世界ランキング1位の日本ができないことはない」と呼びかけた。

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