鈴木大地スポーツ庁長官「大学スポーツの魅力を」

スポーツ報知

 スポーツ庁の鈴木大地長官(51)が16日、横浜市内で開かれた全日本大学野球連盟の監督会で講演を行った。

 「大学スポーツ指導者の役割と大学スポーツの未来」と題し、昨今のパワハラ問題を取り上げ、「指導するための勉強、研修が必要な流れになる」と指導者ライセンスの導入案に言及。他競技で将来有望な高校生が海外の大学に進学するケースを踏まえ、「大学スポーツの魅力を出していかないと、日本の大学を素通りすることがますます起こりうる」と語った。

 3月に設立する「大学スポーツ協会」(UNIVAS=ユニバス)についても説明。全米大学体育協会(NCAA)を参考にした新たな統括組織で、大学の部活運営を見直し、学業との両立、事業マーケティング、安全管理のサービスを図る。「野球の技術向上と若い人材を育てるために、協力していきたい」と理解を求めた。全日本大学野球連盟では2月5日に理事会を開き、ユニバス加盟について決議する。

野球

×