高知商の野球部員がダンス同好会の有料発表会に出演。センバツ選考には影響なし

スポーツ報知

 高知商の野球部員が、同校のダンス同好会が主催した有料の発表会にユニホーム姿で出演したことが、日本学生野球憲章に抵触することが18日、分かった。昨秋の四国大会4強の野球部は、第91回センバツ高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の県推薦校になっているが、選考への影響はない。日本高野連は16日の審議委員会で、野球部長に対して有期の謹慎処分を日本学生野球協会審査室に上申した。

 ダンス同好会は昨年12月、高知市内の会場を借りて発表会を開催。500円の入場料を取っていた。チアガールとして応援してくれたお返しに部員がユニホーム姿でゲスト出演。甲子園での試合の一場面を再現するパフォーマンスなどを披露した。

 日本高野連の竹中事務局長は「ユニホーム姿は好ましくないが、問題は有料であったことだけ。商業的利用で憲章違反になってくる。野球部長がダンス同好会の顧問を兼ねていたということで、野球部長が責任を負うべき問題」と説明した。

 県高野連は、こうした活動が野球部や部員の商業的利用を禁じた日本学生野球憲章に抵触するとして問題視。高知商は県高野連の求めに応じ、報告書を提出した。高知商は「認識不足で軽率な行動だった。深く反省している」としている。

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