開誠館、６点リード守れず　サヨナラ負けも本多３安打４打点

◆軟式野球　全日本少年春季大会第１日　▽１回戦　若草中８―７浜松開誠館中（２２日・草薙球場ほか）

　初出場の浜松開誠館中は６点のリードを守れず、若草中（山梨）に７―８で逆転サヨナラ負け。

　全国の壁は厚かった。浜松開誠館中は４回終了時で６―０とリードしながら、５回に６安打を集中されて６失点。６回にボークで勝ち越しも、７回に連打で追いつかれ、なお１死満塁からスクイズを決められた。「（５回は）どこに投げさせても打たれる気がした」と、投手陣をリードした鈴木悠聖主将（２年）は脱帽した。

　敗戦の中で存在感を見せたのが、３番・左翼を務めた１７８センチの１年生、本多優だ。初回１死三塁で左越え二塁打を放つなど、４打数３安打４打点。双子の弟で２番・右翼の駿が出塁したところを堅実に点につなげた。初白星は逃したが、「相手は勝負強かった」と全国大会のレベルの高さを体感。この経験を糧に「勝負所でもっと打てるようになる」と前を向いていた。（里見　祐司）