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阪神ドラ3・熊谷 プロとして、馬場と甲子園に立つ「もっと練習しないといけない」

2018年2月21日18時23分  スポーツ報知
  • 阪神のドラフト3位ルーキー・熊谷敬宥

 「久しぶりだな…と思いました。懐かしかったです」

 阪神のドラフト3位ルーキー・熊谷敬宥(たかひろ)内野手(22)=立大=が、プロでの“初対戦”を振り返った。

 沖縄・宜野座で行われている春季キャンプ。17日のシート打撃で、同1位の馬場皐輔投手(22)=仙台大=との対戦が実現した。この2人は、仙台育英高時代にチームメートとして甲子園に2度出場している。プロ入り以来、紅白戦などでも対戦はなかったが、実戦形式練習での“プロ初対決”は、中飛に打ち取った馬場に軍配が上がった。熊谷は、同じグラウンドで野球をしていたことを思い出すように、笑みを浮かべながら冒頭のように答えた。

 それでも、凡打に終わった熊谷に突きつけられた現実は厳しい。実戦形式を含めて1軍では6打数ノーヒット(21日現在)。「アピールするところは、守備と足です」と言うように、その脚力を生かすために、プロ1年目から両打ちに挑戦中だが、ここまでのキャンプ期間中には結果が出せなかった。

 大学時代は遊撃手だったが、二塁の守備位置で練習を行うこともある。「まだまだ慣れないです。もっと練習しないといけない」と、常に意欲的に練習に励む。猛練習でできたマメに、テーピングをぐるぐると巻き付けた両手で、ファンに手を振り、サインを書く姿も印象的だった。

 第4クール終了後、20日から2軍の安芸キャンプへ合流を伝えられた。それでも背番号4は前を向き、明るい表情で、再び1軍を目指し鍛錬する。

 今度はプロとして、馬場とともに甲子園に立つために。

(記者コラム・阪神担当・長尾 隆広)

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