【BC富山】元巨人の乾、斎藤佑と交わした約束果たす!「もう一度NPBへ」

スポーツ報知
会見で意気込みを語るBC富山・乾

 BC富山に新加入した元日本ハム、巨人の乾真大投手(29)は、独立リーグでの活躍をステップに、再び国内最高峰リーグのマウンドを目指す。8日に行われた新入団選手発表の記者会見で「昨年(巨人を)自由契約になり、また野球をやらせてもらえる。すごく感謝している。富山の地で、もう一度、NPBに戻るという強い気持ちを前面に出して投げたい」と言葉に力を込めた。

 日本ハムから2016年に巨人に移籍。だが、2年間でわずか7試合の登板に終わった。それでも自身は衰えを感じていない。「球の力強さ、ボールのキレには自信がある。体力的にも技術的にも、むしろ今が全てマッチし始めている。自分はまだまだ良くなると感じている」と熱く語った。

 仲間と交わした“約束”がある。10年のドラフトでは日本ハムから斎藤佑樹投手(29)が1位、乾は3位指名され、同期入団の同級生となった。富山行きが決まった後に食事に行き「オレたちも、もう30(歳)だから、お互いに頑張ろう」と決意し合ったという。

 伊藤新監督は、現役時代に高速スライダーを武器に活躍した。「僕もスライダーが持ち球。いろいろ聞いてみたい」と乾。投球に磨きをかけ、アラサーサウスポーが復活を目指す。(竜)

 ◆乾 真大(いぬい・まさひろ)1988年12月8日、兵庫・加古川市生まれ。29歳。東洋大姫路高では3年夏に甲子園8強。東洋大では大学日本代表にも選ばれ、2010年ドラフト3位で日本ハム入団。16年4月に大累進内野手との交換トレードで巨人へ。プロ通算74試合、1勝2敗。防御率5・65。176センチ、82キロ。左投左打。血液型A。

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