“青い稲妻”BC滋賀・松本匡史監督が、トライアウトで見つけた原石は小泉進次郎氏後輩だった

2018年2月11日17時29分  スポーツ報知
  • BCリーグ合同トライアウトで滋賀への入団が決まった大高歩(左、右は滋賀・鈴木信哉代表)

 BCリーグの合同トライアウトが11日、埼玉・ロッテ浦和球場で行われ、参加68人で5人が合格し、各球団に指名された。元巨人の松本匡史監督(63)が就任した滋賀は、140キロ左腕・大高歩(鶴見大2年)を指名した。

 “青い稲妻”のお眼鏡にかなったのは、小泉進次郎衆院議員(36)の直系の後輩だった。182センチの長身サウスポーは、「夢のようです」と目を輝かせた。出身の関東学院六浦は、進次郎氏の母校で、大高にとっては野球部の偉大な先輩だ。高校3年夏の神奈川大会で勝利した時には、観戦に訪れていた進次郎氏とがっちり握手。「『おめでとう』と言ってもらえて本当にうれしかった。今でもはっきりと覚えています」と話した。

 苦労人でもある。高校卒業後にスポーツ推薦で函館大に進学したが、「家の都合で」9月に中退した。特待生として学費などは免除されていたが、野球部の活動費が思った以上にかかり、家計を圧迫した。「北海道は広いので遠征費も結構かかりました」。経済的な理由で中退し、神奈川に戻った。その後、鶴見大に進学。2度目の“1年生”を経験。規定で公式戦に出場出来ない1年を経て、昨年は2年生だった。

 だが、父親が今年定年になることで、退学してトライアウト受験を決断した。弟は中学2年生。今後のことも考え自立することを決めた。「NPBに行きたいと思って大学に頑張ってきたけれど、独立リーグで(NPBを)目指すことに決めました」と話した。

 2月に野球部を退部し、現在は横浜駅西口の居酒屋「天草」で日々、アルバイトをしながら、自主練習。日産スタジアム近くの公園で仲間とキャッチボールをして調整。ウェートトレーニングは2時間500円の横浜国際プールのトレーニングルームで行った。

 現役引退後は巨人でスカウトを務めていた松本監督は「即戦力というよりは、将来性を買った。伸びしろがあるし、鍛えたら面白い」と評価している。鈴木信哉代表は大高に「結果が出せなかったら1か月で練習生になることもあるから」と独立リーグの厳しい現状を告げた。

 夢のNPB入りに向けて、まずはスタートラインに立った21歳の若き左腕は、「強気な投球を心がけています」。NPB入りして、偉大な進次郎先輩と再会する日を夢見て、BC滋賀で新たな一歩を踏み出す。

◆その他の合格者 

 福井・望月嶺投手(エスプライド鉄腕硬式野球部)

 福島・谷中修斗投手(鹿島学園高)

 福島・永井健太投手(電気通信大)

 武蔵・ギム・ギョソン外野手(韓国・公州高)

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