【侍女子】サッカー西野監督の采配に指揮官「理解しないと」女子野球W杯6連覇に闘志

スポーツ報知
U18との強化試合を前に選手を迎える橘田惠監督。右は木戸克彦ヘッドコーチ(カメラ・軍司敦史)

 侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」の橘田恵監督(35)が30日、サッカーW杯を戦う日本代表がポーランド戦の終盤にパス回しで時間稼ぎをしたことが騒動になっている件について言及。西野朗監督(63)の采配について「理解しないといけない」と語った。

 8月下旬に米フロリダで行われる第8回WBSC女子野球W杯に向け、新潟市内で国内最終合宿を行っているマドンナジャパン。競技や体制は大きく異なるが、同じ日の丸をつけた代表を少しでも高い位置に導く立場として決断した西野監督の気持ちを、橘田監督は「複雑な心境ですけれどね」としつつ、その決断をした西野監督をおもんぱかった。

 マドンナジャパンは10年大会から5連覇中。そのため米国をはじめとした強豪国から強くライバル視されており、過去にはスクイズにブーイングが起こるなど、日本への風当たりも強い。「こういう状況にならないことを信じたいが、もしその場合には(自分も同様の)作戦をとらざるを得ない。サッカーはカウンターで失点する可能性があるので、野球と同様に考えることは出来ないが、(あの采配は)理解しないといけない」と橘田監督。規則やデータ収集の準備が必要と語った。

 実際に、14年の宮崎大会では連日の雨に見舞われ、リーグ戦の成績がそのまま順位に反映されそうになったことも。この場合は決勝のために主力を温存した“消化試合”の結果が重要になる可能性があったため、橘田監督は「(今回のサッカーのように)何点差でどこと戦うとかは、常に調べておく必要がある」と重要視。「もちろんそうならない展開になってほしい」と、サッカーの快進撃を追い風にマドンナジャパン6連覇へを改めて誓った。

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