NPBの希望通り東京五輪日程はソフト→野球…IOC大枠承認

スポーツ報知
稲葉監督

 24日に開幕2年前を迎える2020年東京五輪の大会組織委員会は18日、スイスのローザンヌで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で競技日程の大枠を提案し、承認された。日本のメダルが期待される柔道とレスリングが大会前半と後半に振り分けられた。招致段階ではともに大会前半だったが、レスリングを後半に移動。2週にわたる連日のメダルラッシュが可能となった。開会式に先立ち7月22日午前10時に福島で行われるソフトボールで競技がスタートする。

 野球とソフトボールの開催順は当初想定していた「ソフト→野球」となった。ソフトが開会式に先立って22日に日本戦で、野球は29日の日本戦で開幕する(開幕戦はともに福島)。NPBは、6月に組織委から「野球→ソフト」の案を示されたが、その場合、直前合宿の都合からプロ野球の中断期間が前倒しになるため「ソフト→野球」を希望していた。また、組織委と世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の案が分かれていた実施方式は、1次リーグを3チームずつ2組に分ける組織委案を維持し、総試合数が16に増える変則的な決勝トーナメントを採用する譲歩案で折り合った。

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