元木ジャパン決勝進出!3連覇へ大きく前進

スポーツ報知
3大会連続6度目の世界一へ、あと1勝となった元木ジャパン。試合後にスタンドへ挨拶。次戦は宿敵・韓国戦だ(右が元木監督=公式フェイスブックから)

 米国で開催されている「カル・リプケン12歳以下(U12)世界少年野球大会」で、元巨人・元木大介監督(46)が指揮を執る日本代表チームが、準決勝でバハマと対戦、8―0と快勝し、決勝進出を決めた。悲願の3連覇へ、いよいよ近づいた。

 初回、内野ゴロの間に1点を先制すると、2回には徳井仁一朗(堺中央ボーイズ)の右翼線適時二塁打などで3点を追加。3回にも4点を奪い、大量点の援護を受けた先発の杉浦颯太(大阪八尾ボーイズ)が4回を投げ、被安打1の7奪三振と好投。2番手の清水風太(泉州阪堺ボーイズ)、3番手の佐々木純太郎(麻生ボーイズ)の完封リレーでバハマ打線から計12個の三振を奪った。

 予選リーグでは、初戦のカナダ戦で20―0、続くドミニカ戦でも8―3と逆転勝ちし、最終戦の韓国には4―0。3戦全勝で決勝トーナメントに進出し、準決勝でも相手打線を零封するなど、4試合で3つの完封勝利。次戦は、予選リーグの最終戦で対戦した宿敵・韓国が相手になる。

 チームはボーイズリーグとヤングリーグに精鋭15人で結成。07年から、今年1月に急逝した星野仙一さんがチームを支援し、「チーム星野」として世界に挑戦。今年からプロ経験者として初めて元木監督が就任。出発前には「自分としてもプレッシャーを感じている。日の丸を背負っていくんだから。たかが2週間の少年野球だと思ったら大間違い」と話していたが、足や小技も絡めながら守り抜く野球で元木ジャパンが4連勝。3大会連続6度目の世界一へ、ついにあと一歩のところまできた。

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