【侍女子】ソフトボールの“リベンジ”を!女子野球W杯6連覇に向け渡米

スポーツ報知
女子野球W杯に向け米国に出発した、侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」を激励した、稲葉篤紀監督

 22日から米フロリダで行われる第8回WBSC女子野球W杯で6連覇を狙う侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」が15日、直前合宿と大会出場のため成田空港を出発した。

 侍ジャパン初の女性監督である橘田恵監督(35)は「楽しみで仕方ない」と意気込み。国際大会ではさまざまなアクシデントに見舞われるが、動じずに1つずつ解決して前に進むことが必要と選手に語りかけ、「選手それぞれの持ち味を出せる野球をしたい。日本は走攻守のバランスが良いので、プラス・チームワークで6連覇できるのでは」と自信をみせた。

 12日に終わった女子ソフトボール・第16回WBSC世界選手権では、日本は準決勝、決勝とも米国に敗れた。女子野球でも6連覇を達成するには米国が最大のライバルとして立ちはだかるが、2戦ともテレビ観戦したという橘田監督は、「気持ちの入った戦いで良い緊張をいただけたと思う。競技は違いますが、私たちがやるべきことを正確にやっていきたい」と、“リベンジ”を誓った。

 14年、16年大会の2大会連続でMVPを受賞しているエース・里綾実(28)=ディオーネ=は、「3大会連続MVPをとって殿堂入りしたい」と宣言。その理由を問われると、かつて野球発祥の地・米国クーパーズタウンの野球殿堂博物館を訪れ感動したエピソードを明かして、「さすがに3回とったら(自分も)入れるかな」とケロリ。主将の出口彩香(26)=ハナマウイ=は、橘田監督が話したアクシデントにひっかけ、「たとえワニが出ても負けずに、楽しむことが大事かな」といじった。

 4番を任される川端友紀(29)=アストライア=は、前日に兄のヤクルト・慎吾(30)が巨人戦でサヨナラヒットを放つ活躍をみせたが、妹へのメッセージはあったか問われると「メールで『がんばってこいよ』といただきました」とさみしそう。“塩対応”だったことを暴露した。

 また、出発を前に侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)も激励に訪れ、選手と握手。「結束力を持って、野球界をみんなで盛り上げられるよう、頑張って欲しい」とエールを送った。

 決勝は日本時間9月1日に行われる。

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