【女子野球】埼玉栄がU―16トーナメント初優勝 

スポーツ報知
報知新聞社杯U―16チャレンジマッチで優勝した埼玉栄の選手

 ◆ヴィーナスリーグ 報知新聞社杯U―16トーナメント▽決勝 埼玉栄5―3スルガマリンガールズ=延長8回タイブレーク=(10日・埼玉・加須きずなスタジアム)

 埼玉栄が、ヴィーナスリーグに所属する16歳以下の選手で編成された20チームによるトーナメントの頂点に立った。

 タイブレーク(無死一、二塁から攻撃開始)の延長8回、無死一、二塁で市川聖が左越えに適時二塁打を放って勝ち越すと、さらに齊藤楓の中前適時打などで2点を加点。先発の本多桜子を救援した北澤神楽が、その裏の相手の反撃を1点に抑えて逃げ切った。

 1年生17人のまとめ役となった小林奈央は「みんなで優勝しようと話していたので、本当にうれしいです」と笑顔をみせた。「最初は団結力がなくてどうなるか不安でしたけれど、1試合ごとにチームがまとまってきました。試合になるとみんなの目つきが変わっていました」と小林。この日、走者を出さなかったのは6回の1イニングだけという苦しい展開となったが、集中力を切らさずに再三のピンチをしのいで乗り切った。 今年、全国大会での優勝がなかった埼玉栄にあって、今大会の優勝は来年以降の弾みになるはず。「目標は全国制覇です」と小林は誓っていた。

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