【BCリーグ】富山・二岡新監督「1人でも多くNPBへ」

スポーツ報知
記者会見で富山・永森茂社長(右)と握手する二岡新監督

 BCリーグ・富山GRNサンダーバーズに就任が決まった二岡智宏新監督(42)の記者会見が15日、高岡市内で行われた。堅実な守備でミスの少ないチームを理想に掲げ、練習では指揮官自らが手本となって直接指導する方向。巨人での選手、コーチ経験を生かし、NPBへ1人でも多く選手を送り出すことを誓った。

 ―指導者として、新しい環境でスタート。

 「ジャイアンツでは1、2軍両方のコーチをやらせてもらった。選手がうまくなっていく楽しみもあったり、結果が出ないなりに頑張っていたところも見てきた。いい勉強をさせてもらった。NPBを目指す選手にこの経験を教え、1人でも多く、NPBに送り込みたいです」

 ―BCリーグに興味を持った経緯は?

 「現役を辞めた翌年の2014年はジャイアンツの国際部(スカウト)にいて、仕事を兼ねて、県営富山野球場で試合を見ました。タフィ・ローズ選手がいた時です。どんな選手がNPBに行くのか、教えてみたい気持ちがありました。ジャイアンツのコーチを辞めた時は、自分から(BCリーグ代表の)村山さんに話して、富山を紹介してもらいました」

 ―目指すチーム像は?

 「ミスの少ないチームにしていきたい。特に言えるのは、守備面で派手なプレーはいらない。取れるアウトを確実に取ることを今まで一番大事にしてきた。選手にも伝えてあげたい。チームとして勝った方がいいが、NPBに送り出すことを一番に思っている。選手の能力を高くすることによってチーム力も上がる」

 ―どんな指導法を。

 「比較的、まだ若いと思っているので、体が動く内は、選手と一緒に汗を流しながら体を動かし、教えてあげたい。チーム全体に責任を持ってやらないといけないが、思ったようにできるのは楽しみです」

 ◆二岡 智宏(におか・ともひろ)1976年4月29日、広島県生まれ。42歳。広陵高、近大を経て、内野手として1999~2008年は巨人、09~13年は日本ハムで活躍。16~18年に巨人打撃コーチ。NPB通算1457試合、打率2割8分2厘、173本塁打。03年ベストナイン。右投右打。

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